チョコパン事件

あと1時間半したら早朝散歩に出かける時間だなーと考えていたら


★いつもと変わらない朝・・・のはずが★ 

この日(正確には11日)の午前3時ごろ。 宵っ張りな私はPCでイラストを描いていました。

 あと1時間半したら早朝散歩に出かける時間だなーと考えていたら 急に小腹が空いてきたので、

軽くなんか食べることに。 買い置きしていた大好きなローソンの「チョコクリームデニッシュ」。

チョコレートと相性抜群の愛飲のスタバの豆(CAFE VERONA)を挽いて、

コーヒーと共に味わいながら至福の時間を過ごしていました。

 その時の小腹にはパンの量が少し多かったので1/4ほど残して 袋に仕舞い、

コーヒーをもう一杯飲もうとそのままキッチンに行きました。 


★その時事件は起こった★ 

コーヒーを注いで戻ってみると ペロがパンの袋をもてあそんでいます。 

ダメだよー!と袋を取り上げた時 「?」 あれ?パンって全部食べたっけ?

 次の瞬間、背筋が凍りつきました。 

「お、お前さん、もしかしてチョコパン食べたの・・・?」

 薄茶色のちゅるちゅる毛むくじゃら野郎は 満面の笑みと共に

チョコレートの匂いを口元から漂わせつつ 「うん!」 

満足げな顔で盗み食いを認めたのでありました。

 チョコレートは犬にとって禁忌。 

とはいえ、7キロ近くあるこ奴にとっては危険というほどの 量では無いようにも思えます。

 ましてやコンビニパンのチョコレートは「準チョコ」。 カカオの量も高くないはず。 

しかしこのまま放置して、万が一の事態になったら 悔やんでも悔やみきれない。

 この先一生、重い十字架を背負っていくことになる。

 今は午前3時。 かかりつけの病院は閉まっている。 

救急動物病院は、高速道路を使って車で30分の場所にあるが 高速道路の運転に自信がない。

 お盆の連休の初日で道路も渋滞しているだろう。 

でも重い十字架が、、、。 

いつまでもぐずぐずしていると、チョコレートがどんどん体内に 吸収されいってしまう!

 意を決してペロを抱えて車に乗り込みました。 


★焦りと不安で手が震える★ 

エンジンをかけると、燃料計に赤いランプが。

 あーそうだった!ガソリン入れなきゃと思ってたんだった! 

近くの24時間営業のガソリンスタンドは進行方向と逆方向。 

道中に都合よくガソリンスタンドがあるのかわからないので、 

逆方向のスタンドに寄ってから行くことにしました。

 なんだか気ばかりあせって、給油ガンを持つ手が震えます。 

給油を終えて、一路病院へ! 

この時間、第三京浜は車の数もまばらでちょっとは気が楽に。 

途中、分岐でどっちに行っていいか分からなくなって(重度の方向音痴) 

分岐の三角地帯に停車してしまうという、とんでもない事態を乗り越えて

 無事病院にたどりつくことができました。

 吐き気を誘う薬を注射されて、胃の中のものを全て吐き出したペロ。

 吐いたものからはチョコレートの匂いがしていました

イケメンの先生に抱っこされて


その後、薬品の影響で具合が悪くならないかどうか しばらく病院にとどまって様子をみて、

特に問題なしとなりました。 

本人(本犬)はケロっとして、初めての場所に興味津々の様子です。 

料金3万円也(!)を支払って、アドレナリンが出尽くした後の 虚脱感でボーっとなりながら帰宅したのでした。 

やれやれ。 


★全ては飼い主の責任★ 

全てはパンをそこに置いて席を立ってしまった私の不注意のせい。 

ペロには身体的にも精神的にも大きな負担をかけてしまった。 

ごめんよペロ!ゆるしておくれ。 

せっかく盗み食いに成功して美味しかったのにね。 

食べちゃいけないものだったから、全部リバースさせられて 残念だったよね。 

なにはともあれ、大事にいたらなくて幸いでした。